2で引いた文章から、さらに二カ所ほど。
「自衛隊が守るべき対象は、単に国民の生命・財産であるとか、自由と議会制民主主義の政治体制(政体)にとどまらず、究極するところ、それらの一切を支える根本的な国家形態(国体)そのものであるべきだ」
「『村山談話』とは要するに、旧社会党の歴史認識にほかならない。 旧社会党は自衛隊違憲論を唱え、非武装中立を主張した。恐るべき国防否定の反自衛隊政党だった。その根底にあったのが、まさに『村山談話』的歴史認識だ」(前出)
別稿からもう一つ。
「大正元年九月十三日、明治天皇の大葬当日。天皇の柩が皇居の二重橋を出て青山の斎場に向かった午後八時、一斉に弔砲がなる。その丁度同じ時刻に乃木希典・静子夫妻は自刃した。壮烈な殉死である」
(「乃木静子」『SAPIO』5月12月号)